2007/02/21更新
自作PC3(Celeron M )
またまた自作PC作成依頼です。
今回は、パーツ交換でアップグレードを行います。
1.依頼条件
今回は既存のパソコンのパーツ交換の相談です。
今回の条件は、使用中にパソコン内部の温度が高くならないことです。
このPCは、3年ぐらいの間にHDDが2回も壊れてしまいました。
調べてみると、PC内部の温度がかなり高くなっており、これが原因だと思われます。
(冬場、室温20度で内部HDD温度が48度に (SPEEDFANで測定)
そのために低発熱化およびエアフロー改善の為も含めて、パーツ交換します。
今までの構成は以下のとおりです。
種類 |
名称 |
CPU |
AMD Athlon XP 1700+ (SocketA) |
メモリー |
ノーブランド DDR SDRAM PC2700 256MB |
マザーボード |
MSI KM2M Combo (MS-6738) |
HDD |
HGST HDS728080PLAT20 |
DVDドライブ |
LG GSA-4082 |
TVチューナー |
IOデータ GV-BCTV7 |
予算が少ないので、最低限の交換で済ます為、今回はCPU・MB・メモリーのみ交換します。
低発熱といえば省電力CPUを使用するしかないので、モバイル系CPUに限られます。
ちょうどオークションでCPUとMBが安く手に入ったんでメモリとHDDを買い足しました。
(HDDはあとから追加の連絡があったので・・・)
以下の構成で組み立てます。
種類 |
名称 |
CPU |
Intel CeleronM 1400Hz (Socket479 Banias) |
メモリー |
ノーブランド DDR SDRAM PC3200 512MB |
マザーボード |
DFI 855GME-MGF |
HDD |
HGST HDS721616PLA380 |
2.組み立て&設定
まずは、各パーツの確認です。
早速、組み立てを開始しました。
まず、ケースを開けてびっくりしたのが、ケースFANがひとつもない。
ただでさえ、小型ケースなんで熱がこもり易いのに、CPUFANしかありません。
この状態では、パーツ交換してもあまり効果がないので、FANも追加します。
交換後が以下の状態です。
パーツ交換後、背面排気FAN(8cm)を1個、HDD冷却FANを1個追加しました。
HDD冷却FANはケースにワイヤーで固定しています。
組み立て後は、テストも兼ねてベンチマークテストを実施しました。
(CrystalMark 0.9.117.297を使用)
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スペック概要 |
|
種類 |
旧PC(Athlon XP) |
新PC(CeleronM) |
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CPU |
AMD Athlon XP 1700+ (SocketA) |
Intel CeleronM 1400Hz |
|
メモリー |
DDR-SDRAM PC2700
256MB |
DDR-SDRAM
PC3200
512MB |
|
VGA |
オンボード
(S3 ProSavageDDR) |
オンボード
(Intel 82855 GM/GME GC) |
|
HDD |
U-ATA133 80GB
HGST HDS728080PLAT20 |
U-ATA133 80GB
HGST HDS728080PLAT20 |
|
ベンチマークテスト結果 |
|
|
旧PC(Athlon XP) |
新PC(CeleronM) |
|
Mark |
19722 |
27492 |
|
ALU |
4662 |
4904 |
|
FPU |
4679 |
5993 |
|
MEM |
1394 |
3145 |
|
HDD |
6288 |
5001 |
|
GDI |
1484 |
3350 |
|
D2D |
990 |
2837 |
|
OGL |
225 |
2262 |
トータル1.3〜1.4倍のスペックアップですが、実際の操作感はそれ以上の感じです。
何よりも、本来の目的であるPC内部の低温化の効果はかなりありました。
(室温20度で、HDDの温度が35度前後まで低下)
ただ、FAN追加の為、FANの音が少しうるさくなってしまいました。
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